2022年1月25日にリリースになった WordPress 5.9 向けの調整をしたyStandardシリーズをリリースしました。
目立った新機能などはありませんが、今後の機能強化に向けた調整、WordPress 5.9の仕様との相性による問題、IEのサポート終了がありますのでご注意ください。
アップデートの前には必ずバックアップをとり、不都合・不具合があった場合に更新前に戻せるようにしておきましょう。
目次
WordPress 5.9 に向けて調整をした yStandard シリーズ
WordPress 5.9向け調整を加えたyStandardシリーズのバージョンについては以下になります。
更新内容
yStandard
WordPress 5.9向け調整の多くはyStandardに対して行っています。
注意点も多いので後述の「注意点について」をご確認ください。
yStandard Blocks
Blocksは軽微な不具合修正と動作確認のみです。
yStandard Toolbox
Toolboxについては特に変更はありません。
ただ、記事一覧ブロックのみyStandardの更新に影響を受ける部分があります。
注意点について
今回の更新でいくつかの注意点があります。サイトによっては大きな影響を受ける場合があるのでご注意ください。
IEサポート終了と影響のあるスタイル調整
先にご案内しています通り、yStandardはInternet Explorer 11(IE11)の対応を終了しております。
IE11サポート終了に伴い、今回のアップデートからIE11では動作しないレイアウト指定が含まれています。
これにより、yStandardを使ったサイトはIE11では正常に閲覧できなくなりますのでご注意ください。
特に下記部分にIE11非対応のレイアウト指定が含まれています。
- メインコンテンツとサイドバーのカラムレイアウト
- アーカイブページのカラムレイアウト
- 新着記事一覧ショートコードによる記事一覧表示
- 記事一覧ブロック(yStandard Toolbox)
今後もIE11非対応の最新の仕様のレイアウト指定に順次切り替えていく予定です。
そうすることでよりシンプルで動作が軽快になりカスタマイズのしやすいテーマとなりますのでご理解の程よろしくお願いいたします。
自動目次作成機能と見出しブロックのアンカーについて
見出しブロックを複製して編集をする場合、必ずHTMLアンカーも合わせて編集をお願いします。
WordPress 5.9から見出しブロックのHTMLアンカーが自動でセットされるようになりました。
HTMLアンカーが自動でセットされること自体は特に自動目次作成機能に影響はありませんが、見出しブロックを複製した場合に一部問題が発生します。
見出しブロックを複製した場合、HTMLアンカーもコピーされますが、複製した見出しの文言を変更してもHTMLアンカーは変更されず、同じアンカーが設定された見出しが複数存在することにより、目次をクリックした時に該当の見出しへ移動ができなくなる場合があります。
WordPress 5.9.0時点ではHTMLアンカーを空欄にすることができないようですので、見出しブロックは複製して使わない(新規追加する) or 複製したらHTMLアンカーも編集するという対応をお願いいたします。